
公募研究
- 故榊原仟(当時常務理事)、故吉岡博人(当時理事長)、故冲中重雄(当時理事)、故木本誠二(当時理事)が、我が国循環器医学の画期的進歩を促すため、先進諸国に劣らぬ研究施設を開設し、これを全国の優秀な研究者に公開することを計画、故石坂泰三氏ら経済団体連合会関係者の支援を得て、昭和43年1月から公開した基礎研究施設を保有しております。この施設は、鉄筋コンクリート造り地下共3階建て、延約3、000平方米、動物実験用手術設備、動物飼育設備、血行動態測定のための設備等をそなえております。
- 当財団では、昭和42年創立以来、種々の循環器に関する研究を募り支援してまいりました。
- 当初の研究助成は、全国の研究者に経済的援助をするのみならず、当会の実験施設を使用する実験研究そのものを支援する当会独自の方法でありました。以来、本研究助成は平成20年まで380件となりました。
- 平成15年度からは、多くの要望に応え、循環器の基礎及び臨床研究を行う40歳以下の研究者に研究費のみを助成する公募研究助成を始めました。
1.当会付属施設利用による研究助成(第42回公募研究)
- 当会施設である基礎研究施設を利用し研究を行うものです。研究者は現在の所属のまま当施設を利用して1年間研究を行って頂きます。
- 平成21年4月18日(土)午後3時15分より、当会会議室において、公募研究採択委員会を開催し、下記の研究題目が採択されました。
- 第42回(平成21年度)公募研究助成採択者
| No. | 研究題目 | 所属 | 研究者 |
|---|---|---|---|
| 1. | c-kit 陽性成体幹細胞の心筋内移植による心筋症治療法の開発 | 東京女子医科大学心臓血管外科 | 佐藤志樹 他6名 |
| 2. | 肺動脈と動脈管における蛍光標識二次元電気泳動法を用いた酸素感受性蛋白質の発現変動解析 | 東京女子医科大学循環器小児科 | 中西敏雄 他2名 |
| 3. | イオンビーム照射により血小板・細胞接着を制御したタンパク質複合化カバーステントの研究 | 独立行政法人理化学研究所 | 鈴木嘉昭 他5名 |
| 4. | 心筋前駆細胞シート移植を用いた心筋再生治療におけるVCAM-1/VLA-4シグナルの重要性 | 東京女子医科大学 先端生命医科学研究所 |
清水達也 他4名 |
2.第7回(平成21年度)榊原記念研究助成
- 循環器の基礎及び臨床研究の研究を行う40歳以下の全国の若手研究者を対象としております。
- 第7回榊原記念研究助成採択者は以下の通りです。
| No. | 研究題目 | 所属 | 研究者 |
|---|---|---|---|
| 1. | 心筋L型カルシウムチャンネルの形質膜・筋小胞体膜接合部局在を決定する分子機構の分子生物学・電気生理学的解析 | 信州大学医学部分子薬理学講座 | 中田勉 |
| 2. | ATPのオートクライン/パラクライン作用による心房線維化誘導機序の検討—RASとは異なる心房細動アップストリーム治療の新たな標的— | 東京医科歯科大学難治疾患研究所 MTTプログラム (生体情報薬理学教室所属) |
笹野哲郎 |
| 3. | 心臓弁膜症の進行におけるストレス応答性接着分子の役割の解明と治療への応用 | 防衛医科大学校 内科学I | 伯野大彦 |
